THE YARD × TACHINO CHIE Japanese Silk Lingerie

“白シャツのように着る新しい日常をつくるきもの ” をテーマに株式会社やまと様から生まれたブランド
THE YARD様と制作させていただきました和装下着。

本年はシルクによる「裾よけ湯文字」と「和装ブラ」を
ご紹介させていただきます。

「裾よけ湯文字」

日本に古くから伝わる下着とお着物の土台を学ぶべく、以前、和装下着「湯文字」の締め方を習ったことがあります。
初めて湯文字を締めていただいた時、ウエストとヒップへのホールドによる幸福感を得られたこと、今でも思い出されます。自宅で湯文字をぎゅっと締めるも、今日明日の技術では儘ならないこと痛感しました。私の技術ではお着物から湯文字がするりと落ち、赤面なことも。

この度の裾よけ湯文字では、技術が無くとも締めやすいよう、ウエスト部分にベルトループを施しました。また、通常よりも長い腰布は二重に巻いてウエスト・ヒップへのホールドを確固たるものに。
更に、湯文字と裾除けの一体式により、腰回りをすっきりとお召しいただけます。晒しによる腰布でウエストをしっかりスマートに、シルクの本体部分は肌触り、足さばきも好ましいです。
端正なヒップと後ろ姿を作りだつ湯文字。ウエストをすっかり覆うので、温かさも期待できます。
お色は白と黒でのご用意になります。

通常の湯文字より長い丈の為、ご自宅でリゾートで、トップスインし、巻きスカートのアウターとしても。日々、湯文字の効能をご堪能いただけます。腰布を一重巻きで垂らすなど、異なるニュアンスもお楽しみください。

裾すぼまりのスタイリッシュな湯文字を締めた装いも、少しずつご紹介の予定です。

[湯文字の歴史]
起源は平安時代に遡ります。元は宮廷に仕えた女性の袴として用いられ、その内に公家など身分の高い女性の日常着に。江戸時代にはお着物への肌着として認知されるようになります。長襦袢の下に身につける他、当時混浴だった銭湯の際に巻かれました。職業や年齢、地域によって、身につけるお色は異なっていたそうです。